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西遊記は、中国の元から明の時代に成立した冒険小説。『三国志演義』『水滸伝』と並ぶ「中国三大奇書」[1]の一つ。

ウィキペディアの項目「西遊記」も参照のこと

概要[]

唐時代の高僧・玄奘は、巡礼・仏教研究のために天竺(インド)を訪ね、唐に仏典を持ち帰った。その際にインド及びシルクロード周辺地域について見聞した内容は、聞き書きの形で旅行記『大唐西域記』にまとめられた。これが後世に脚色されていき、活劇要素や仏教・道教のモチーフを取り入れて純然たるフィクションとなったものが『西遊記』である。作者は特定されておらず、筆写した人間がめいめいに内容を書き加えていって現在の形になっていることから、そもそも「作者」の定義も難しいのが実態である。

ウィキペディアの項目「西遊記の成立史」も参照のこと

時代に応じて様々なバージョンがあるものの、基本構造としては、様々な法術を身に着けた大猿・孫悟空が主役である。悟空はその力をたのみに天界で暴れまわった罰として山に封じ込められた後、罪滅ぼしのため三蔵法師(玄奘)への弟子入りを命じられる。悟空は経典を求める三蔵に付き従い、やはり罰を受けて天界を追い出された猪八戒沙悟浄[2]を仲間に引き入れて天竺へ旅立つ。三蔵一行は道中で魔物などの妨害を受けるものの、悟空らの活躍で退治し、ついには経典を持ち帰ることに成功する。

中国のみならずアジアで広く楽しまれている物語であり、演劇、映画、漫画その他ありとあらゆる媒体でリメイクされている。三大奇書の他2作と比べて登場人物数が少ない、動物の姿のキャラクター、勧善懲悪のストーリーといった要素から、子供にも絵本や紙芝居などで親しまれているのが特徴で、絶大な認知度からパロディ、オマージュも無数にある。日本では1970年代に大ヒットしたテレビドラマ版の影響で、三蔵を女優が演じたり、場合によっては初めから女性として登場させたりすることも多い。

西遊記のモチーフを含む作品[]

  • Dear Monkey 西遊記
  • ドラゴンボール - 初稿は西遊記の要素が濃い冒険ものだったが、編集者から「そのまますぎる」と却下されバトルが主軸になった。孫悟空の名前や一部の用語・キャラデザに西遊記の名残がある。
  • ドラえもん (作品) - アニメ映画第9作が「のび太のパラレル西遊記」であり、これを原作とするやる夫スレもある。
  • GS美神 極楽大作戦!! - 天竺から帰還し神族の一員となった悟空のもとで横島忠夫たちが修行して霊能力を高める展開があり、同時にドラゴンボールのパロディにもなっている。

スレッド一覧[]

西遊記スレの一覧
スレッド名 作者 まとめURL 備考 連載期間
やる夫のテキトー西遊記~妖怪喪女珍道中~ 執事 ◆FPPcEcC2qo やる夫達のいる日常 完結 2011/04/17 - 2011/05/20
キル夫で「西遊記」 ◆k2D6xwjBKg やる夫短編集 阿修羅編 短編[3] 2012/09/07
やる夫の西遊記 ◆HgLb2.l1Vs やる夫AGE 短編 2012/11/10
西遊記艶戯 音速丸 ◆7OypKKv1oA AAスレお気に入りのまとめ 完結 2014/03/13 -
2014/08/14[4]

脚注[]

  1. 『金瓶梅』を加えて「四大奇書」、『紅楼夢』を加えて「四大名著」などともいう。
  2. 猪八戒は「猪」の字が入っている通りもともと豚の姿という設定だが、沙悟浄を河童の姿で描くのは日本独自である。
  3. 連作の一部。
  4. これに先立って「プロトタイプ編」が投下されていた(3/4~3/7)。
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