ツンデレは、「ツンツンデレデレ」の略であり萌え属性のひとつ。
ウィキペディアの項目「ツンデレ」も参照のこと
概要[]
「出会った当初はツンツンしている(=敵対的)が、何かのきっかけでデレデレ状態に変化する」、あるいは「人の前ではツンツンした態度を取るが、二人きりではデレデレといちゃつく」ような人物、またその性格・様子をさす。デレた姿と普段の姿との差が萌える、いわゆる「ギャップ萌え」のひとつである。一般にも少しずつ浸透しているが、間違った捉えられ方をしている場合が多い。
ツンデレの定義は曖昧で、上記にあてはまらず、「強気な性格で照れ屋」や「ツリ目」というだけでツンデレと呼ばれるキャラクターは非常に多い。また、ツンデレという言葉そのものは2000年代のものだが、これに当てはまるキャラクターは古くから良く見られる。
普段の態度や素直になれない照れ隠しでツンケンする程度なら、デレた時のギャップに期待して読者も好感を持つ場合が多い。しかし、自分の非を認めず大声や勢いで相手のせいにしたり、暴力的な手段に訴えてくる場合、ギャップ以前に人としての在り方に反感を持たれ、読者からの人気が落ちてしまうこともある為、扱いとしてはバランスが難しい要素の一つと言えるだろう。
かつて過激なツンデレキャラが暴力的行為を行う場合、冴羽獠(シティーハンター)や諸星あたる(うる星やつら)、横島忠夫(GS美神 極楽大作戦!!)といった男キャラはそれを受けることを前提とした行動を事前にとっていることが多く、漫才における「フリ」「ボケ」「ツッコミ」のような一種の様式美を形成していた。
しかし2000年ごろを境に暴力を受ける側の男キャラに明確な原因がない、あるいはそもそもヒロイン側の言いがかりであるといったケースが増加しており、そうしたヒロインは暴力系・理不尽系ツンデレキャラと呼ばれることもある。ただしむしろそういうヒロインこそが好ましいとする人も少なくないため、実質的には別ジャンルのようなものになっている。
やる夫スレにおいて[]
やる夫スレ隆盛期の、翠星石、水銀燈、涼宮ハルヒの人気からも分かるとおり、当初はやる夫界では一番人気のキャラ属性であった。そのせいかツンデレヒロインは飽和状態となる。
しかしそんな状態が続くはずも無く、次第に「もうツンデレはいい」と飽きられ始める事になる。
その上「ヒロインはとりあえずツンデレにしとけば良い」と安易な考えの作者による質の悪いツンデレが増える事となり(と主張する読者やネガキャンも生まれ)、次第にツンデレはやる夫スレでは急速にその人気を落とす事になる。翠星石ショックはその代表的出来事であった。
2011年頃からのやる夫スレでは裏表無く自分にデレてくれる、言うなればデレデレが人気であるが、ツンデレも初期より勢いがなくなっただけでその人気は健在で、質の高い作者の描くツンデレはやっぱりかわいい。
やる夫スレ界に置いても、やる夫スレ界外に置いても、昔大流行しただけあって、読者側のツンデレへの目は肥えているので、よほど斬新なキャラ付けでなければやる夫スレでツンデレがウケることは難しいだろう。
主なツンデレ[]
女性[]
- 桂ヒナギク(ハヤテのごとく!)
- 翠星石(Rozen Maiden)
- 水銀燈(Rozen Maiden) - 翠星石とはタイプが異なる。二次創作における性格改変の度合いも大きい。
- 涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
- ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(ゼロの使い魔)
- 柊かがみ(らき☆すた) - それらしい容姿と性格のため、泉こなたによりツンデレ認定されている。厳密に分析すると、違う。
- 御坂美琴(とある魔術の禁書目録)
- 戦場ヶ原ひたぎ(〈物語〉シリーズ) - 率先してツンデレを自称する。コレジャナイ感が激しい。
- 篠ノ之箒(IS 〈インフィニット・ストラトス〉)
男性[]
男ツンデレは、ファン側からの認定という側面が大きい。