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ガンダムシリーズ > ガンダムシリーズの登場人物一覧 > シャア・アズナブル
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               一年戦争期(20歳)                      グリプス戦役期(27歳)            第二次ネオ・ジオン紛争期(33歳)
            機動戦士ガンダム                    クワトロ Zガンダム                 逆襲のシャア
シャア・アズナブル
原作・出典元 ガンダムシリーズ
性別
愛称・呼び名 シャア(時代問わず)
少佐、大佐(一年戦争時)
大尉(クワトロ時代)
大佐、総帥(逆シャア時代)
一人称
特徴 仮面、サングラス、を好む
口調 理性的、年齢不相応に老成
備考 父:ジオン・ズム・ダイクン
妹:セイラ・マス
ライバル:アムロ・レイ
  

シャア・アズナブル(Char Aznable)は、アニメ「ガンダムシリーズ」の登場人物。通称「赤い彗星」。

ウィキペディアの項目「シャア・アズナブル」も参照のこと

概要[]

本名キャスバル・レム・ダイクン。ジオン共和国の建国者たるジオン・ズム・ダイクンの長男で、妹にアルテイシアがいる。父を暗殺したザビ家への復讐を誓い、「顔の火傷を隠す」という理由で仮面をかぶり、ジオン公国軍に入隊して機を窺う。一年戦争後はニュータイプの可能性を求めて反地球連邦活動に関わり、やがて公国軍残党のネオ・ジオン総帥の座に収まる。

生来のカリスマ性に加えて、卓越したパイロット能力と戦略観を持ち、実年齢以上に達観した台詞回しも相まって、周囲からの人望は厚い。金髪碧眼の甘いルックスを持つため、ハマーンなど女性からのアプローチを受けることも珍しくなく、幾人かと関係も持っている。しかし、シャア本人は周囲からリーダーとして担ぎ上げられることを嫌っており、更に「他人に頼られるより自分が甘えたい」ため、真剣な恋愛関係には発展せず、結果としてお互いに不幸になってしまう、哀しいリア充でもある。彼が本当に欲しかったのは自分のためだけに働ける平和な環境であり、自分が頼りたい母であり、喧嘩でも酒でも何でも語れる親友であったのはいたたまれない。

登場作品が多いこともあって、ザクⅡ、ズゴック、ゲルググ、ジオング、百式、サザビーなど多種多様なモビルスーツに搭乗している。特に「通常の3倍のスピード」を誇る専用ザクⅡの活躍が印象的。一方で名無しのモブ敵相手では無双状態だが、名有りキャラ相手だとパッとしないので「モブキラー」呼ばわりされることも。ちなみにシャアの本領は、むしろ謀略や陰謀などの政治戦であるが、このような狡猾な手段を使わずとも、アムロを殺せてしまうくらいには「悩みを捨てたシャア」は強いと富野監督が発言したこともある[1]

ガンダムシリーズどころか、日本のアニメーション史において特に有名なキャラクターであり、彼だけのセリフ集や彼を題材にした自己啓発本まで出版されているほど。

名前の変遷[]

  • キャスバル・レム・ダイクン(Casval Rem Deikun):本名
  • エドワゥ・マス(Edwow Mass):父の死後、ザビ家の迫害を逃れてマス家に養子入りしたときの名
  • シャア・アズナブル:公国軍入隊のため、顔に傷のある故人の戸籍を乗っ取ったもの
  • クワトロ・バジーナ(Quattro Vageena):地球圏帰還に伴い、非合法に取得した戸籍。ちなみに「Quattro」はイタリア語で「4」を意味し、キャスバルにとって4番目の名であることも意味する

U.C.0079~一年戦争[]

20歳。階級は少佐→大佐。その活躍から「赤い彗星のシャア」と呼ばれ、部下の尊敬と連邦軍からの畏怖を集める。戦闘の混乱を利用し、士官学校で「友人」となったガルマを謀殺する。

ガルマ戦死の責任でドズルに左遷され、地球で放浪していた時にニュータイプの少女ララァ・スンと出会い、次第に復讐よりもニュータイプの理想郷を夢見るようになっていく。しかしララァはアムロ・レイと共鳴したばかりか、アムロの手にかかって戦死してしまう。以後、ララァに取り憑かれたアムロと共に苦しみ続けることになる。

最終決戦ではアルテイシアと最後の別れをした後、どさくさに紛れてキシリアを殺害する。その後は公国軍残党と共に小惑星基地アクシズへ逃亡した。

U.C.0087~グリプス戦役[]

27歳。ジオン残党の頭目ハマーン・カーンに慕われるがそりが合わず、連邦政府に潜入するという名目で地球圏へ帰還。連邦軍軍籍を非合法に取得し、クワトロ・バジーナ大尉として反地球連邦組織エゥーゴの中核メンバーとなる。サングラスとノースリーブの真っ赤な軍服がトレードマーク。

しかし周囲には正体がバレバレであり、カイカミーユからは「名前を隠して逃げてるだけ」と散々窘められる。女性関係のトラブルも多く、どこか迷走気味であった。やがて宿敵アムロとの邂逅やブレックスの遺言を受けて重い腰を上げ、「シャア」としてティターンズの蛮行を糾弾し世界を揺り動かすが、戦役の最終盤には行方をくらませた。

U.C.0093~シャアの反乱[]

33歳[2]。グリプス戦役後も地球にしがみつき圧政を続ける連邦政府に失望し、ニュータイプの可能性の限界も薄々悟ったことで、ハマーン亡き後のネオ・ジオン総帥に収まり、連邦政府に宣戦布告する。このころには完全に素顔を露わにし、髪型もオールバックにして年相応の風貌になった。はっきり「シャア」と名乗っているため、部下からは「大佐」の愛称で呼ばれている。

その政治力をいかんなく発揮して連邦政府を完全に手玉にとり、アクシズに核兵器を満載して地球に落下させ、核の冬を起こそうとする。しかしアムロと互角の条件で戦って勝利する為に、サイコ・フレームの設計図をわざわざ与えていたことが災いし、最終決戦では敗北を喫する。その後はアムロ共々行方不明となった。

やる夫スレにおいて[]

1年戦争期のAAはあまり使われず、量が豊富ということもあってクワトロ時代のものが使われやすい。時間の経過や立場の変化等を表現するため、総帥時代のAAと使い分けられる事も多い。だがコメディ色の強い作品になると、その辺りは気にせず全ての時代のAAを使ったり、PSゲーム『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』での実写版シャア(俗にケツアゴのシャアと呼ばれる)まで持ち出される。

落ち着いた語り口、立ち居振る舞いから、家長や組織のリーダーとして登場しやすい。女性に対しても比較的真摯に対応しており、関係がこじれる場面は少ない傾向にある。一方でロリコン[3]・マザコン・シスコン・ヘタレ属性を強調したダメ男としての扱いも多く見られる。

原作では友人でありたいと思う一方、決して許すことができない敵でもあったアムロとは、本当の意味での同士、友人である事も多い。同じく性格や政治的思想の違いから決裂したハマーンとも、良きパートナーとして行動することもある。

やる夫スレではキャラクターが原作設定から解放されるため、新たな立場や魅力を得ることがしばしばある。シャアの場合もまた、彼が求めていた「頼ることができるパートナー」や「己を偽る必要のない友」を得ている事を見ると、やる夫スレでは救われているのかもしれない。

主な作品[]

脚注[]

  1. だが、結局はそれでも最後には負け続ける男とも言われている。ファンの間では「シャアが迷いを捨てるなんて、連邦が本気出すのと同じくらい無理ではないか?」というツッコミもある。
  2. 元々誕生日は設定されていなかったので33もしくは34歳とされていたが、誕生日は0059年11月17日とする説が主流となっている。9月27日とする資料もあるが「逆シャア」は0093年3月頃の話なのでどちらの説を採っても年齢は33歳となる。
  3. シャアは決して少女性愛者ではないのだが、年齢不相応の母性を備えたララァに出会ってしまったことで「母性を備えた年下の女性」に対する憧れが強くなりすぎてしまった。おかげで同年代以上の女性にはどこか余所余所しくなり、部下(ギュネイやレズンなど)にロリコンの噂を立てられてしまった。富野監督は後年のインタビューで「シャアはロリコンだったかもという部分をおもしろがってかなりヤバかった」と語っている。

関連項目[]

  • アムロ・レイ - 永遠の「ライバル」であり、互いに大きな期待をかけている「戦友」でもある。
  • ララァ・スン - シャアにとっての母になってくれるはずだった恋人。
  • セイラ・マス - 最愛の妹。
  • ハマーン・カーン - かつてシャアを慕い、後に敵となった。やる夫スレにおいてはシャアと近い関係にあることが多い。
  • ギルバート・デュランダル - シャアの声優・池田秀一が演じている。
  • フル・フロンタル - 「シャアの再来」と呼ばれる、瓜二つの声と外見を持つ人物。考え方やキャラクターとしての立ち位置は正反対な、「アンチシャア」とでも評せる人物。

外部リンク[]

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