やる夫 Wiki
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        2009年3月18日 最高の友と共に

やる夫スレとは、やる夫系掲示板等に見られるAAスレの一種である。

ウィキペディアの項目「やる夫」も参照のこと

概要

2ちゃんねる内藤ホライゾンから派生したやる夫(AA右)をはじめ、様々な2chキャラや、漫画・アニメ等の版権キャラ、果ては実在の人物のAAまでが登場し、雑談したり小説的なストーリー展開をする等といったもの。スレの形式は作者の書き溜めによるものと、作者と読者が一緒に盛り上がる即興に大別される。投下は作者・作品ごとの個別スレか該当する共用スレになされる。

「やる夫スレ」と呼ばれてはいるものの、主人公を含め登場人物に関する規定は一切無く、やる夫や他の2chキャラが全く登場しないスレも多数存在する。[1]

歴史

2007年夏に2ちゃんねるのVIP立てられた「刺身の上にタンポポのせる仕事の採用試験に受かったお!!!!!」が『やる夫スレ』の原型を形作った。(→タンポポスレ以前については紀元前やる夫スレを参照。)

その後、2007年末に立てられた「やる夫が小説家になるようです」が当該板でヒットしたことをきっかけに、「小説家」に倣った「学ぶ系」、それから派生した「職能系」、「歴史系」等が面白おかしく物語形式でわかりやすく知識を伝えるツールとして発展し、2ちゃんねるで広く知られるようになった。このことからやる夫スレ[2][3]は一個の独立したスレッド形式となるまでに人気が高まり、またこれを中心としてまとめる有志によるブログも複数出現した。

詳細は「やる夫まとめサイト」を参照

2008年春にはコンピューターゲームの世界を舞台に、既存のストーリーに沿って進行する「ゲーム系」が生まれた。

詳細は「ジャンル」を参照

従来のAAスレでは、1行で済むAAやサムネイルを用いて同様の事が行われていた例がある[4]。また、ストーリーのあるAA作品としてはモナギコ系スレがAA長編板などに存在していた。しかしやる夫スレでは、やる夫を初めとした大判のAAを使えるため様々なバリエーションを楽しめるのである[5][6]。つまりブーン系小説とモナギコ系スレのそれぞれ良い部分を取り入れ、簡便さと派手さを両立した形式と言えるものであった。


初期はAAの数の都合からやる夫やらない夫(AA左)を含む2ch系AAキャラや御三家と呼ばれるローゼンメイデン涼宮ハルヒの憂鬱らき☆すたのキャラが主人公や主要登場人物である作品が大半だった。そのため男キャラの数が非常に限られており、歴史系・ゲーム系などの元ネタ・原作と言えるものがあるやる夫スレにおいて、本来は男性の人物を女性キャラクターが演じたりすることが多かった時期がある。しかし男女問わず十分な数のAAを持ったキャラが充実するにつれ、2chキャラや御三家のキャラの使用頻度が減り、やがてそれらのキャラを一人も含まないスレも珍しくなくなった。

スレ内で登場人物の出典を統一したり、勢力毎に出典で塗り分けたりする手法がとられることもある。登場人物が多くなると読者は覚えづらくなるという事情もあり、作者は何らかの措置をとるのである。

詳細は「カテゴリ:登場人物」を参照

他にも、やはりこの時期に生まれた「小説系」等の多くの新ジャンルが開拓された。これ以降、開拓された新ジャンルに基づく人気作品が大量に発表され、同時に多くの新キャラクターや新境地を展開していき、2009年までは一部のメディアに取り上げられる[7][8] などネット上で広がりを見せていた。

しかしその後メディアなどで取り上げられることはなくなり、それ以上の広がりは無くなった。

状況の推移

元々は2ちゃんねるのニュース速報(VIP)で立てられることが多かったが、やる夫スレ作者の増大・長編化に伴い、VIP別荘のパー速、さらにわいわいKakikoLivedoor したらば掲示板など他の掲示版に主戦場が移っている。その後、管理放棄・閉鎖された板が少なからず出ているものの、したらば掲示板はなお主流として存在している。

また、やる夫スレをの性質を知る有志によって、よりAAスレに適した掲示板が立てられ、作者と読者も移住したことで、従来型掲示板とは住人が重複しつつも分散状態にある。

詳細は「やる夫系掲示板」を参照

脚注

  1. これに関しては板ごとのガイドラインも参照のこと。やらない夫板同II、初期のローゼンメイデン IN やる夫板翠星夫板では傾向や規定が存在する。
  2. この時期の大まかなあらすじは、やる夫がふとしたことをきっかけに何気なく興味をもったり、女の子にモテる等の目的で、何かに挑戦したり、学んだりする、という内容である。
  3. この頃のスレッドタイトルは「やる夫は○○をするようです」、特に学ぶ系ならば「やる夫で学ぶ○○」などが定番であった。主役次第で「やらない夫は△△」「柊かがみは□□なようです」などと応用されていた。
  4. いわゆるブーン系小説
  5. 全く別の世界観を背景に持つ版権キャラクター同士でもやる夫スレに登場することで違和感なく融和することが可能であり、更に元となる物語や登場キャラが持つ魅力を同時に演出できるという、クロスオーバー作品的な要素もある。
  6. 版権キャラを用いた作品自体はやる夫が誕生する数年前から存在していたが大半は単発ネタであり、きちんとしたストーリーが作られていたものは少数だった。
  7. TV番組「ザ☆ネットスター!」とパソコン雑誌「週刊アスキー」に複数のやる夫スレが紹介された。
  8. 2009年9月には、ワニブックスから『やる夫(1)お仕事・業界編』(やる夫本)が出版された。なおナンバリングされているものの、2017年5月時点で(2)以降に関する情報は無い。
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