やる夫が軍艦総長になるようです。

やる夫が軍艦総長になるようです。
作者	名無しSS描き ◆YH9/Upkk/2
ジャンル	小説、歴史
原作	「軍艦総長平賀譲」
時代	1878年～1943年
舞台	日本
投下日	2012年1月5日
投下板	やる夫板II
状態	完結
最終投下日	2013年1月3日
話数	全24話
主な登場人物	やる夫、真紅他
	表・話・編・歴

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やる夫が軍艦総長になるようです。は、内藤初穂の小説「軍艦総長　平賀譲」を原作とする長編やる夫スレ。

作者は名無しSS描き ◆YH9/Upkk/2。2012年1月5日から2013年1月3日にかけて連載された。

あらすじ[]

海軍中将にして東大総長。造船技術の礎を築いた平賀譲の生涯を描く。

概要[]

戦艦長門、大和など数々の軍艦を設計し、「軍艦の神様」と呼ばれた平賀譲。その評伝として唯一無二である原作をやる夫スレ化した作品。作中では基本的に「平賀やる夫」で統一されている。技術者としての半生を「第一部」で、教育者としての平賀譲を「第二部」で描いている。

ナビゲーターは東せつなと桃園ラブが務め、自作AAを多用したわかりやすい解説が随所に付記されている。

主な登場人物[]

第一部[]

平賀譲（やる夫） - 艦政本部第四部計画主任。仕事では妥協を許さない「不譲」。古典主義者で大艦巨砲の申し子。
平賀カズ（真紅） - 平賀の妻。私立実践女学校出身。生真面目で嫉妬深い。

山本開蔵（ムウ） - 艦政本部第四部長。平賀を監督しながら、その才を存分に伸ばす。
藤本喜久雄（できる夫） - 艦政本部第四部計画主任。近代主義者で反平賀派の旗手。「友鶴事件」で運命が一転する。
福田啓二（シャカ） - 艦政本部第四部計画主任。崩壊した藤本体制を引き継ぎ、造船官の権威を回復していく。
土本宇之助（ドモン・カッシュ） - 艦本第四部員。親平賀派の筆頭。平賀の叱責に対してひるまず反論する。
田路坦（ロック） - 艦本第四部員。藤本の同期。平賀に好かれ、贔屓される。イギリス人女性（エマ）と結婚。
牧野茂（やらない夫） - 終戦時の艦政本部第四部長。平賀の教え子。藤本の下で友鶴計画を担当する。

山本権兵衛（碇ゲンドウ） - 海軍軍人。海軍の期待を背に内閣総理大臣に就任し、八八艦隊計画を推進する。
加藤友三郎（冬月コウゾウ） - 海軍大臣。ワシントン会議で重大な役割を果たす。平賀を高く評価している。
加藤寛治（星野仙一） - 海軍大将。軍令部長。いわゆる「艦隊派」。砲術の権威であり、平賀の後ろ盾。
米内光政（御坂妹） - 連合艦隊司令長官、海軍大臣、第37代内閣総理大臣。海軍内の条約派・親英米派。
山本五十六（上条当麻） - 太平洋戦争の日本を代表する提督。戦艦を無用（置物）と考える航空主兵論の領袖。
伏見宮博恭王（エギーユ・デラーズ） - 海軍の最長老として、また皇族としての権威を利用して軍令部の権限拡張を行う。

昭和天皇（皇神楽耶）

第二部[]

平賀譲（やる夫） - 定年退官後、請われて東大総長に就任。「平賀粛学」を断行し、大学自治を守るために尽力する。
大内兵衛（アンデルセン） - 東大経済学部教授。大正から戦後まで活躍したマルクス経済学者。マルクス主義派。
河合栄治郎（夜神月） - 東大経済学部教授。戦前における著名な社会思想家、経済学者。自由主義派。
土方成美（利根川幸雄） - 東大経済学部長。学内の右翼や青年将校と呼応して「学内革新」を目論む。国家主義派。
田中耕太郎（後藤喜一） - 東大法学部長。「平賀粛学」において重大な役目を果たす。
荒木貞夫（シャア・アズナブル） - 元陸軍皇道派の軍人文相。戦時体制への流れの中で、大学の国家による統制をもくろむ。